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2014.04.22

オバマ大統領の訪日

主要点は次の通りだと思う。

○国賓としての訪日
日本政府が国賓にこだわった理由。
米国の大統領は実務的な訪問を好む。
天皇陛下との会見は政治の問題でないが、日本国としてオバマ大統領の訪日を重視していること示す意味がある。
 
○日程
日本が第1の訪問国であることに特別の意味があるとは、理屈からして思わないが、しかし、最初の訪問国であることは喜びたい。
米国は日本に2泊することに合意したのは日本との関係を重視しているからである。
迎賓館に宿泊しないのは孤立して、米大使館との協議などが不自由になると考えたからだ。

○目的
中国の台頭、ロシア(ウクライナ)の問題、があり、また、米国は太平洋における役割を見直し、軍事力をリバランスさせるという大きな戦略的枠組みの一環としての4カ国と訪問。
日本との同盟関係の重要性を再確認し、固めること。
日本との間では過去1年の間に慰安婦、安倍総理による靖国神社参拝などの関係で日米の考えが一致しなかったことも背景の一つ。

○TPP
オバマ大統領がTPPを重視していることは明らか。
今回の訪問で合意の発表にまでこぎつけることは困難であろうが、今後交渉を進めていくのに弾みをつけたいという考えはある。

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2014.04.20

習近平の人事構想か

中国雑記として記載したほうがよいかもしれないが、一つのトピックとして、4月18日付『多維新聞』の報道を紹介する。

「習近平が最高指導者となって以来、自分に近い人物を抜擢していることは周知のことである。しかるにロイター社は7人の消息通の話として、習近平は今後数年間に200名近い浙江省の優れた人材を抜擢し、中央政府の要職につける計画であると報じており、注目を集めている。確認されていないことであり、可能性は低いと見るべきかもしれないが、多維新聞はこの報道より先に、習近平は行政、組織(人事)、党建設、経済、宣伝などキーポストに、多数の「よく知っている人」を起用していることを報じていた。そのなかには、大学の同窓生である陳希(党中央組織部常務副部長 つまり同部のナンバー2)、中学時代から旧知の劉鶴(国家発展改革委員会副主任、中国経済の立て直しを託されているキーマン)、かつての部下であった何毅亭(中央党校常務副校長、同校のナンバー2)、李書磊(福建省委員会の宣伝部長)なども含まれている。しかしさらに多いのが、習近平が河北、福建、浙江、上海で勤務していた時の同僚、将官、近親であり、なかでも多いのが浙江である。なぜ浙江省の官吏が異彩を放っているかであるが、浙江省は習近平の施政の実験場という特殊な地位にあるからである。」

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2014.04.19

中国雑記 4月19日まで

○中国科学協会の申维辰党書記は規律違反の容疑で調査中(4月11日付『法制日報』など中国各紙)。かねてから「信訪(手紙による訴え)」は機能していないと指摘されていたところ、この事案は手紙による訴えがきっかけであり、当局はこの事件を機に「信訪」を立て直そうとする考えもあるらしい。本当に機能するか、保証の限りでないが。
○浙江省人民代表大会常務委員会は、蔡奇副省長の罷免を決定した(3月27日付『浙江在線』これは国務院が指定した地方の重点サイトの一つ)。これも汚職が原因。
○2013年12月5日、南シナ海で米中の艦船が接近し、緊張が走ったが、両国ともに穏便に事を済ませた経緯があった。2014年4月、訪中中のヘーゲル国防長官を青島に停泊中の航空母艦「遼寧号」が訪問を受け入れた。中国は軍事力が不透明だと言われていることを意識した措置である(『多維新聞』4月8日)。

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