平和外交研究所

2013 - 平和外交研究所 - Page 68

2013.04.06

武器貿易条約

Arms Trade Treaty武器貿易条約、20130402国連総会で採択。賛成154米国も、反対は北朝鮮、イランおよびシリア。棄権は22.テキストはA/CONF.217/2013/L.3
QC
米国は全米ライフル協会(NRA)の強い政治力のため、銃の規制には反対してきた。この条約に賛成したのは一つの大きな前進。この条約は英国が推進役となったので米国の反対をうまくかわせた。日本も初期段階から積極的に協力した。
問題は批准が進むか、米国が批准するか。発効は50番目の国が批准した90日後となる。2~3年かかるか。
米国に次ぐ武器輸出大国のロシア、中国などは棄権した。これらの国の批准も見えていない。
ATTは必ずしも武器貿易の規制だけではなく、不正、不法でなければ貿易がしやすくなる面もある。

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