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2015.09.29

中東外交の焦点「イラン核合意」の正しい見方

9月26日、東洋経済OLに「中東外交の焦点「イラン核合意」の正しい見方
オバマ政権の歴史的偉業が向かう先とは?」が掲載されました。要点は次の通りです。

○さる7月14日のイランの核開発に関する合意はオバマ政権の外交上一大成果になりうる。
○この合意は核問題に限らず、イランと西側諸国(日本を含め)との関係、中東情勢(過激派組織ISを含め)、さらには米ロ関係など広い範囲に影響を及ぼすものだ。
○経済面では、石油の供給が増加し、価格がさらに下がるので、日本を含め大きな影響が出る。
○政治面での効果は経済に劣らず大きい。米国とイランの関係が改善されると米国の立場は強化され、中東のパワーバランスは変わる。イスラエルにとっては不利に働く。
○しかし、シナリオどおりに展開するか、当分の間慎重に見守る必要がある。

2015.09.11

(短文)破壊されたシリアの原子炉の後始末

 2007年9月、イスラエルによって破壊されたシリアのAl Kibar原子炉の跡地は2012年から13年にかけ「自由シリア軍」の支配地域に入ったが、2014年夏からイスラム過激派組織ISが占領した。現在、ISはそこを掘り返しており、何のために、何をしようとしているのか注目されている。
 ISIS imagery Brief, “Syria’s Unresolved Nuclear Issues Reemerge in Wake of ISIL Advance and Ongoing Civil War “ by David Albright, Serena Kelleher-Vergantini, and Sarah Burkhard, June 30, 2015は、「シリアが爆撃以前に使っていたウラニウムや関連施設が現在どうなったか不明であり、北朝鮮に渡った可能性がある。まだシリアにあるとしても闇市場に出回ることもあり、そうなるとISが入手するかもしれない。このほか、ダマスカスから東9マイルの距離にMarj as Sulţān siteという、かつてウラン濃縮が行われていた場所で、反政府軍の支配下に入り、政府軍が爆撃して破壊した施設跡があるが、2014年6月のグーグル地図では変化はなかった」と論じている。
2015.09.05

(案内)抗日戦争記念式典にかける習近平の大国化戦略

9月5日、東洋経済ONLINEに「中国「抗日勝利70年式典」、覆い隠せぬ矛盾」が掲載されました。

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