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朝鮮半島

2021.09.30

岸田首相(予定)は韓国の姜昌一(カン・チャンイル)駐日大使と早期に会うべきである。

 9月29日、自由民主党の新総裁に岸田文雄氏が選出された。10月4日に新しい首相に就任する予定である。内外の難問が新首相を待ち受けているが、早期に韓国の姜昌一(カン・チャンイル)駐日大使と会見すべきである。同大使は今年1月に着任して以来、一度も菅首相にも、茂木外相にも会っていない。
 
 そもそも日本政府は、姜昌一(カンチャンイル)駐日大使を正式に受け入れた(いわゆるアグレマンを与えた)。そして天皇陛下は5月24日、同大使と皇居で面会し、姜氏は文在寅(ムンジェイン)大統領から託された信任状を奉呈した。にもかかわらず、首相も外相も会わないでおり、菅首相は会わないまま辞任することになる。これは異常な事態であり、このような事態を放置しておくと、我が国の沽券にもかかわる。
 
 岸田氏が新首相に就任すれば、各国首脳から祝意が表明され、電話会談なども行われるであろう。韓国の文在寅大統領との間でもそういうことが検討されるだろう。また韓国では来年3月の大統領選挙で新大統領が決まる。しかし、岸田氏はそのような政治日程とは別に、就任後できるだけ早い機会に姜大使と会見すべきである。

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