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2014.10.18

北朝鮮のサッカーはなぜ強いのか

ミャンマーのネピドーで開かれたサッカーの19歳以下(U19)アジア選手権の準々決勝で、日本チームはPK戦ではあったが、北朝鮮チームに敗れた。先のインチョンでのアジア大会で日本の女子チームが北朝鮮に苦杯を喫したのに続く敗北である。

先ごろ平壌を訪問して、なぜ北朝鮮のサッカーが強いのか、少しわかりかけた気がしたことを10月16日のブログに書いたが、比較的長い文章の末尾であったのであらためて記しておく。

要するに北朝鮮は国家政策としてスポーツ振興に力を入れており、サッカーチームが強くなったのも、またその他の種目でも満足できる結果が出ているのも、その効果ではないかと言うことである。
ピョンヤンの中心部から西南方向にある、金日成の故郷である万景台に向かう一帯にスポーツ施設が建設されている。サッカー、ハンドボール、卓球、射撃、バレーボール、重量挙げ、バドミントン、テコンドー、水泳など各種目ごとの独立施設であり、すぐ隣にはゴルフもある。「体育科学研究所」もある。
国民意識高揚に役立つという政治的目的もあろうが、一流の競技選手の強化だけでなく、全国民がスポーツを奨励されており、各単位で卓球台を増やし、駐車場をテニスコートにしたりしている。単位間、地域対抗などのスポーツ大会まで開催されており、北朝鮮側の説明を聞いていると、ほんらいスポーツとは関係ない単位でもスポーツをしない人は肩身が狭い思いをしているのではないかと思われるくらいであった。
アジア大会での北朝鮮チームの成績は満足できるものであり、その閉幕に際して北朝鮮はナンバー2の黄炳瑞党総政治局長、崔竜海体育指導委員会委員長および金養建党統一戦線部長をインチョンへ送り込み、韓国の首相などとも会談した。これに先立って、崔竜海は総政治局長から閑職に移されたという見方が外部では強かったが、そうでもないようである。総政治局長がナンバーツーの地位であることに変わりはないが、体育指導委員会委員長は決して閑職ではないし、崔竜海は今後も注目すべき人物の一人である。



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