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2013.07.21

中国指導者の専用電話のオペレーター

東方網(2013/06/25)が伝える中共中央の専用電話(いわゆる赤電話)オペレーターの業務と生活
(http://news.china.com/history/all/11025807/20130625/17909911.html)
国民党との戦いに勝利した中国共産党の指導者は1949年7月、中南海に入り、中南海専用電話局が正式に開通した。1952年7月、局の名称は「三九」と定められ、対外的には「北京電話三九専用局(略称「三九局」)」と命名された。
「三九局」のオペレーターは内規で厳格に管理され、月に1回しか家に帰ることが許されない。帰っても宿泊は禁止されている。「三九局」からの外出は自由でなく、友人と連絡を取り合うこともできないし、どこで、どのような仕事をしているかを外部に漏らすことも禁じられている。
指導者は地方出身で強い訛りがあるものが多いが、オペレーターはほとんどが北京育ちの娘さんであるので、地方の訛りによく習熟し、また、千以上の番号が誰のものか記憶することはもちろん、指導者の毎日の勤務概況を知っておかなければならない。そのため、オペレーターは指導者の秘書とよく通じている。
オペレーターはかかってきた電話を単に求められている相手の電話に回すだけでは足りず、相手が電話口まで出てきて話し始めるところまで責任を負わされている。ある時、毛沢東から周恩来と急用で話したいと電話がかかってきたが、周恩来は外出中であった。その時間にどのあたりにいるか知っていたオペレーターは交通警察に連絡し、パトカーで周恩来の車を止めてもらい、すぐに中南海へ戻ってほしいという伝言を伝えたこともあった。
(続きをごらんになりたい方は上記のサイトへアクセスしてください。なお、中国の現在の指導者は学歴が高く訛りもひどくないが、地方に指導者にはまだ方言が強い人がいるであろうから、この報道が古い時代のことだとも決めつけられない。)


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