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2013.04.09

ミサイル破壊措置命令

小野寺防衛相は4月7日、北朝鮮によるミサイル発射に備えて破壊措置命令を出したが、政府は命令を公表しなかった。それは正しい措置であったと思うが、そもそもミサイルが飛んできて危険な状態になれば破壊するのは当たり前のことである。それはいつ起こるか分からないので、「破壊命令」であれ、「破壊措置命令」であれ、そのようなことを口に出すのはもちろん、におわせるのもおかしい。必要ならば実行すればよい。
国連の制裁決議も問題がある。ミサイル技術を使ったロケットは人工衛星であってもすべてミサイルとみなすというのは露骨なパワーポリティックスだ。いずれそのミサイルで打ち上げられ、衛星軌道を周回する物体から音楽が聞こえてくるだろう。


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