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2015.04.21

(短文)習近平主席の民主化革命への警戒

 以下は、2015年4月14日の香港紙『大公報』によった。

 2014年9月、中共中央文献研究室編纂の『第18回党大会以来の重要文献』が発行された。習近平の講話は8件収められており、その中の1つは、2013年6月の全国組織工作会議での講話である。習近平は次のような言葉を口にした。
「理想についての信念が動揺することが最も危険である。」
「私はつねに考えてきた。中国において、もしある日民主革命が起こったなら我々の幹部は決然と立ち上がって共産党の指導性を守るだろうかと。大多数の党員はそれができると信じている。」

 この習近平の言葉は形式的には共産党員を信頼していると言っているが、実際には疑問を抱いていることを示唆していると思われてならない。 
 大公報』紙は、「党中央の高級会議以外の場で民主革命が論じられることはきわめて少ない」「内容的にも、習近平が使った言葉は珍しい」「中共中央は早くから民主革命に警戒していたことがうかがわれる」「習近平の講話の直後に中国は国家安全委員会を設置した」とコメントしている。

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