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中国

2014.01.09

中国雑記 2014年1月9日まで

○2013年12月26日は毛沢東生誕120周年記念日。「ネット上で毛支持派と否定派が激しく論争している。今年の記念日は異常である。外国のメディアが「毛誕節(中国語でクリスマスは「聖誕節」これをもじった言葉)」と呼んだことについても両派は賛否両論を戦わしている」(環球網12月23日)。言うまでもないが、最近の毛思想見直しの傾向を反映している。
○『21世紀経済報道』紙(比較的独立傾向の「財新」グループの1つ)が1月2日、李克強首相でなく劉雲山(政治局常務委員、宣伝工作が長かった)が「深化改革小組」の第1副組長になることを示唆する報道。これだけで李国強に問題が発生していると断定するのは早すぎるが、見過ごすべきでない一事実。
○大公報(12月24日)など各紙、1人っ子政策を修正する三中全会での決定にしたがい、「单独两孩政策(夫婦のどちらかが1人っ子の場合、2人までの子供を持つことが認められる)」が検討されていることを報道。
○12月29日、広東省警察は武装警察と協力し、麻薬製造の一大拠点となっている陸豊市博社村を急襲。18の麻薬販売組織を摘発、容疑者182人を逮捕し、覚せい剤3トン弱、原料23トンを押収した(各紙)。この村は悪名高い麻薬関係組織で、過去何回か政府は取締りに失敗したと言われている。
○昨年の9月30日に徐才厚(総政治部主任、中国共産党中央政治局委員、党中央軍事委員会副主席、国家中央軍事委員会副主席を歴任。最終階級は上将)が1年ぶりに姿を現したという報道を2014年1月2日の大公報が報道した。何の意味があるのか?
○新華網1月2日、四川省政治協商会議主席の李崇禧が汚職容疑で職務を解任されたことを報道。汚職摘発に関しては多数の事件が報道されている。これは比較的ハイレベル。


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