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中国

2014.08.09

中国雑記(コンゴでのダム建設に関する米中協力など)

○中国の在韓国大使館の高官と武官がそれぞれ外交通商部と国防部を訪れ、韓国がフィリピンに対する武器の供与を中止するよう要求した。かれらは強硬で、もし韓国がどうしても予定通り供与するなら中韓の首脳会談に影響すると言った(8月4日付の韓国の『週刊東亜』の記事を6日付『多維新聞』が報道)
○中国は2013年から米国に対して、コンゴ民主共和国で120億ドルのInga-3ダム建設に協力しようと持ちかけていた。前代未聞の話であり、中国はアフリカへの進出について各国の非難をかわすための戦略の一環として米国と協力しようと言い始めた可能性がある。さる7月の戦略経済対話ではその話に勢いがついてきた(gathered momentum)。
このダムについては何年も前から話があり、決着がついていなかったが、建設されれば世界最大の水力発電ダムになる可能性がある。世界銀行は最近、プロジェクトの評価を始めた。ワシントンで最近開催された米・アフリカ首脳会議では、アフリカにおける発電力の強化が主要議題の一つであり、コンゴのダム建設は同会議のフォローアプとして検討される。(Financial Times 8月5日By Geoff Dyer )


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