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2018.10.19

プーチン大統領の対日関係発言

 プーチン・ロシア大統領は10月18日、ロシア南部ソチで開かれた有識者との会合で、日ロの平和条約問題は、「70年間も足踏みをしており、終わりを見渡せない」などと述べつつ、条約締結には北方領土問題の解決が必要とする日本と考えが違っており、また、ロシアが2014年にウクライナ南部のクリミアを編入し、日本が経済制裁を科したことは日ロ間で必要な信頼醸成に役立たないなどと発言した。
 プーチン氏のこの発言はさる9月、ウラジオストクで開催中の「東方経済フォーラム」で突然、「いま思いついた。平和条約を前提条件なしで結ぼう。今ここでとはいわない。今年末までに結ぼうではないか」と、文字通りの”思いつき発言”をしたのと趣旨は同じである。
 
 プーチン氏はロシアの指導者として北方領土問題の解決と平和条約締結に熱心でない。それだけでなく、プーチン氏の安倍首相に対する態度は、1時間近くも待たせたり、今回のような発言をしたりするなど「無礼」ではないか。
詳しくは、東洋経済オンラインの9月13日付「プーチンが「領土棚上げ」を口走った深刻事情 「年内平和条約」の提案は何を意味するのか」と題する記事をご覧願いたい。
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 日本政府には毅然とした態度で正しく対応してもらいたい。日本政府は、プーチン氏のウラジオストク発言はプーチン氏の「平和条約締結への熱意の表れ」だなどと説明している。このような説明は事実に即さず、あまりにも欺瞞的ではないか。

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