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中国

2014.02.03

国家安全委員会の位置づけなど

昨年秋の三中全会で設置が決定された国家安全委員会に関する新華社電や中国各紙の報道および評論の要点。

○同じく三中全会で設置が決定された全面深化改革領導小組(深改小組)は中国共産党の一機構であることが明確である一方、国家安全委員会(国安会)は共産党の機関か国家機関かはっきりしていなかったが、最近これは共産党にも国家にも置かれる機関であることが明らかになった。前者は三中全会ですでに決定済みであるが、後者はこの春の全国人民代表大会で設立される。国安会は中央軍事委員会と同様、「二つの顔を持つ一つのグループ(両塊牌子、一套班子)」となるであろう。
○国安会は、前身の中央国家安全領導小組と同様諸機関間の調整を行なうが、政策決定を行なう点は違っている。
○国安会の主席は習近平、2名の副主席は李国強と張徳江である。
○国安会と深改小組の両方のメンバーとなっているのは習近平と李国強だけである。その他の政治局常務委員5名は、2名が深改小組、1名が国安会に属し、残りの2名(俞正声と王岐山)はいずれにも参加していないことになる。(注 習近平が権力を一身に集中させているのに対し、李国強が重視されて異なことが注目を浴びているが、政治局常務委員のなかでは首席格primus inter paresとなっているようである)
○国安会は中央外事領導小組および中央海洋権益工作小組と一体となっており、「三つの顔を持つ一つのグループ(三塊牌子、一套班子)」である。外事小組にはすでに事務局が設置されており、国安会の事務局がどのように構成されるか注目される。



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