2013 - 平和外交研究所 - Page 48
2013.07.12
「みなさま
お世話になっております。
連日猛暑の日々ですが、お元気ですか?
さて、今回はお願いがあってメールいたしました。
大変急なのですが、7月17日に沖縄の米軍基地問題を
考えるセミナーを催します。
8月10日から公開されるドキュメンタリー「標的の村」の
試写会からの帰りに、その内容に衝撃を受け、このドキュメンタリーを
一人でも多くの人に見てほしい、そして、沖縄現実、ニッポンの現実を
考えてほしい―と企画致しました。
大学の夏休みが始まる前に、そして特に参議院選前なので、学生を始め、
一般の方々にもこの国の在り方を考察する機会になればと思い、直近の
企画となりました。
黙殺され続ける「沖縄の怒り」の温度を皮膚感覚で捉え、考える
セミナーとしたいです。
詳しくは、↓当機構HPをご覧いただければ幸いです。
http://www.kikou.waseda.ac.jp/asia/WSD520_open.php?KikoId=02&OshiraseID=298&
kbn=0
下記は「標的の村」のオフィシャルHPです。
既にご覧になっているかもですが、ご参考に貼り付けます。
アクセスして頂き、【予告編】をクリックしてください。
(セミナー終了後に流す予定です。)
http://www.hyoteki.com/
みなさんのネットワークで繋がっている方々に当セミナーを告知を
是非お願いしたい次第です。
ご協力の程、どうぞよろしくお願いいたします。
」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」
吉岡 邦子 Yoshioka Kuniko
早稲田大学 アジア研究機構事務所
Organization for Asian Studies,
Waseda University」
〒162-0041
東京都新宿区早稲田鶴巻町513
120-4号館3階305号室(Ex.:79-2262)
TEL:03-3202-2539
FAX:03-3202-2542
URL http://www.kikou.waseda.ac.jp/asia/
沖縄の米軍基地問題を考えるセミナー
早稲田大学アジア研究機構の友人から次の案内が来ました。ご検討ください。「みなさま
お世話になっております。
連日猛暑の日々ですが、お元気ですか?
さて、今回はお願いがあってメールいたしました。
大変急なのですが、7月17日に沖縄の米軍基地問題を
考えるセミナーを催します。
8月10日から公開されるドキュメンタリー「標的の村」の
試写会からの帰りに、その内容に衝撃を受け、このドキュメンタリーを
一人でも多くの人に見てほしい、そして、沖縄現実、ニッポンの現実を
考えてほしい―と企画致しました。
大学の夏休みが始まる前に、そして特に参議院選前なので、学生を始め、
一般の方々にもこの国の在り方を考察する機会になればと思い、直近の
企画となりました。
黙殺され続ける「沖縄の怒り」の温度を皮膚感覚で捉え、考える
セミナーとしたいです。
詳しくは、↓当機構HPをご覧いただければ幸いです。
http://www.kikou.waseda.ac.jp/asia/WSD520_open.php?KikoId=02&OshiraseID=298&
kbn=0
下記は「標的の村」のオフィシャルHPです。
既にご覧になっているかもですが、ご参考に貼り付けます。
アクセスして頂き、【予告編】をクリックしてください。
(セミナー終了後に流す予定です。)
http://www.hyoteki.com/
みなさんのネットワークで繋がっている方々に当セミナーを告知を
是非お願いしたい次第です。
ご協力の程、どうぞよろしくお願いいたします。
」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」
吉岡 邦子 Yoshioka Kuniko
早稲田大学 アジア研究機構事務所
Organization for Asian Studies,
Waseda University」
〒162-0041
東京都新宿区早稲田鶴巻町513
120-4号館3階305号室(Ex.:79-2262)
TEL:03-3202-2539
FAX:03-3202-2542
URL http://www.kikou.waseda.ac.jp/asia/
2013.07.11
後者は重要なコメントである。前者については、日本の防衛白書がなぜ中国の内部事情に口出したことになるのか、わかりにくい。中国軍のことを論ずれば、それは中国内部のことに言及することになるかもしれないが、「中国内部の事情」というのは少しニュアンスが違うのではないか。翻訳の問題か、それとも微妙な含意があるのか、もう少し様子を見る必要がある。
防衛白書に関する中国外交部報道官の論評
中国外交部の華春瑩報道官が7月10日、記者会見で日本の防衛白書2013年版について論評した中で、「日本は中国内部の事情に口を出す権利は持っていない」と「中国側は日本との関係を非常に重視しており、中日間4つの政治文書に基づき、歴史を鏡にする精神で中日関係を発展させていきたい」と述べた点だけが興味がある。それ以外は中国語で言う「罵人語(人をののしる言葉)」だと思う。後者は重要なコメントである。前者については、日本の防衛白書がなぜ中国の内部事情に口出したことになるのか、わかりにくい。中国軍のことを論ずれば、それは中国内部のことに言及することになるかもしれないが、「中国内部の事情」というのは少しニュアンスが違うのではないか。翻訳の問題か、それとも微妙な含意があるのか、もう少し様子を見る必要がある。
2013.07.10
2002年にインドとパキスタンの間で緊張が高まり、核戦争に発展する恐れさえ生じたときに、パウエル米国務長官はパキスタン首脳に電話し「あなたも私も核など使えないことはわかっているはずだ」と自重を促し、さらに「1945年8月の後、初めてこんな兵器を使う国になるつもりなのか。もう一度、広島、長崎の写真を見てはどうか。こんなことをするのか、しようと思っているのか」と迫ると、パキスタン側は明確に「ノー」と答えたそうである。その後、パウエル長官からインド側への働きかけでも同様な反応であり、こうした説得の結果、危機は去ったというのがパウエル氏の証言である。
パウエル氏は、かねて核兵器は不必要との考えを示しており、今回のインタビューでその理由を詳しく問うと「極めてむごい兵器だからだ」と明言し、「まともなリーダーならば、核兵器を使用するという最後の一線を踏み越えたいとは決して思わない。使わないのであれば基本的には無用だ」と強調したそうである。
パウエル氏の発言が強烈なインパクトとなって響いてくる最大の理由は、核兵器の非人道性をズバリと指摘していることであり、これほど簡明に本質をついている証言はめずらしい。私は初めて聞いた。広島と長崎の被爆者が懸命に語り続けてきたことを、パウエル氏は違った立場からであるが、やはり直視していることがよく伝わってくる。
次に印象的なのは、核兵器は使えないと明言していることであり、このようなことは核兵器が非人道的であることを本当に理解していればこそ言えることである。
第三に、米国のトップレベルの軍人あるいは指導者から核兵器の非人道性を率直に認める発言を聞くことは皆無であるだけに、パウエル氏の発言は貴重であり、重みがある。パウエル氏の発言は今後の核廃絶運動においても長く記憶されるであろう。
パウエル元国務長官の核否定発言
7月10日付の朝日新聞に掲載されている、コリン・パウエル元米国務長官のインタビュー記事はすばらしい。インタビューをした記者の一人が核問題に造詣の深い吉田文彦氏だからこそ書けたものだと思われる。2002年にインドとパキスタンの間で緊張が高まり、核戦争に発展する恐れさえ生じたときに、パウエル米国務長官はパキスタン首脳に電話し「あなたも私も核など使えないことはわかっているはずだ」と自重を促し、さらに「1945年8月の後、初めてこんな兵器を使う国になるつもりなのか。もう一度、広島、長崎の写真を見てはどうか。こんなことをするのか、しようと思っているのか」と迫ると、パキスタン側は明確に「ノー」と答えたそうである。その後、パウエル長官からインド側への働きかけでも同様な反応であり、こうした説得の結果、危機は去ったというのがパウエル氏の証言である。
パウエル氏は、かねて核兵器は不必要との考えを示しており、今回のインタビューでその理由を詳しく問うと「極めてむごい兵器だからだ」と明言し、「まともなリーダーならば、核兵器を使用するという最後の一線を踏み越えたいとは決して思わない。使わないのであれば基本的には無用だ」と強調したそうである。
パウエル氏の発言が強烈なインパクトとなって響いてくる最大の理由は、核兵器の非人道性をズバリと指摘していることであり、これほど簡明に本質をついている証言はめずらしい。私は初めて聞いた。広島と長崎の被爆者が懸命に語り続けてきたことを、パウエル氏は違った立場からであるが、やはり直視していることがよく伝わってくる。
次に印象的なのは、核兵器は使えないと明言していることであり、このようなことは核兵器が非人道的であることを本当に理解していればこそ言えることである。
第三に、米国のトップレベルの軍人あるいは指導者から核兵器の非人道性を率直に認める発言を聞くことは皆無であるだけに、パウエル氏の発言は貴重であり、重みがある。パウエル氏の発言は今後の核廃絶運動においても長く記憶されるであろう。
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