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2013.05.03

中国は北朝鮮を助けるか

北朝鮮がもし韓国や米国と戦争状態に陥った場合、中国は朝鮮戦争の時のように北朝鮮に援軍を送るか、一つの話題になっている。中国の新聞にもこれに関する記事が散見されるが、北朝鮮側でもこの問題はかなり意識しているらしい。4月27日の労働新聞が「大国に依存するだけでは主権を守ることはできない」という記事を掲載していることを中国系の新聞が報道している。
北朝鮮が、中国に依存するだけではその安全を確保することができないと考えるようになったのは、とくに冷戦の末期、韓国が北朝鮮の友好国であった中国やソ連と相次いで国交を樹立するようになって以来である。
現在は、状況が大きく違っている。共産主義運動は過去のことである。中国は豊かになり、米国と戦争すると失うものがあまりに大きい。韓国との関係はますます緊密化している。ロシアも北朝鮮を支持しないであろう。

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2013.05.02

米国での銃規制への抵抗

米国でまた銃により無辜の民が殺害された。加害者は5歳の男児で、被害者は2歳の妹だという。全米ライフル協会(NRA)は銃規制に反対して、悪いのは銃でなく、それを使う人であり、使い方が誤っているからだ、と主張している。今回も同じことを言うのだろうか。5歳の子に責任はないであろう。母親は、その銃に弾が残っていることに気付いていなかったそうであり、親の監督責任は当然問われる。しかし、すべての母親が完ぺきな人間なのではなく、彼女たちがミスを犯す危険は銃が氾濫していればいるほど高くなる。ミスを犯す危険と銃に頼る傾向を切り離すことはできないのではないか。

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2013.05.01

尖閣諸島を日本領と決定したこと

中国の駐米大使に起用されることが決まっている崔天凱外務次官は、尖閣諸島について「米国には歴史的な責任がある」「米国は中日が釣魚島問題で直接衝突することは望んでいないが、中日が仲良くすることも望んでいない。米国は正確な選択をすべきだ」などと述べ、また、小野寺防衛相がヘーゲル米防衛長官と会談し、「いかなる力による一方的な行為に反対する」と声明した(4月29日)ことについて、「一方的で脅迫的行動を取ったのは日本側だ」と反発した。
「歴史的な責任」については、1972年の沖縄返還に際し、米国が、尖閣の領有権については関与しないとしつつも、尖閣に対する日本の施政権を認めていることなどを批判したと報道されている。
しかし、尖閣諸島が日本領であることを決定づけたのは、サンフランシスコ平和条約体制の下で、米国が沖縄を統治し(同条約第3条)、尖閣諸島を沖縄の一部であると米国が確認したことであった。これにより、尖閣諸島が台湾の一部でなく、沖縄の一部であることが確認された。台湾の一部であるならば、米国による尖閣諸島の統治は違法であったことになる。返還の問題はその結果であった。

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