平和外交研究所

8月, 2013 - 平和外交研究所 - Page 5

2013.08.21

米原子力空母の性能を気にする中国

「原子力空母は我々よりどのくらい進んでいるか」「我々は劣勢か」と見出しではあるが、
「原子力空母は航続距離が長いが、エンジン系統が複雑であり大型の船舶にのみ適している。製造価格は通常エンジンの艦艇に比べ18%も高い。米国の原子力空母は3分の1の時間は修理に充てられている。最大の欠点は、安全面で問題があることである。」などと分析した記事(北京晩報20130820)。米国の原子力空母の性能が気になるようである。

2013.08.19

米軍の駐留に関する米比協議(中国の見方)

米軍の駐留問題に関するフィリピンと米国の協議が8月15日に終了した。これに中国が強い関心を示しているのは当然だが、どのように思っているのか。
南沙群島の正面に位置するパラワン島のフィリピン軍基地に米軍が駐留する可能性があること、その規模、装備などは不明であること、新しい米比協定は行政協定でありフィリピンの上院の批准を要しないこと、など事実関係の報道に努めている(多維新聞8月16日)。
つぎのような言及もある。
「中国とフィリピンとの間の南沙群島およびその周辺海域の領土をめぐる争いはますます激化している」「米軍の勢力拡大は新たな緊張を作り出す可能性がある」「フィリピン当局が駐留米軍の規模、いつ駐留するかについて何も説明しないのは「人を心配させる」」「ワシントン・デイリーによれば、「中国は、米国が軍事的プレゼンスを拡大させることに対し逆にネガティブな反応をする可能性がある。米軍増強はフィリピンの安全を高めると同時に、中国の強硬な反応を惹起する両刃の剣である」と報道している。」

2013.08.18

金日成・金正日基金

北朝鮮は金正恩第1書記の指示のもとに、金日成主席と金正日総書記の遺体を安置した宮殿を建設しようとしており、3億3千万ドル以上を投じたが、資金は不足している、そこで「金日成・金正日基金」を設けて献金を募っており、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)に対しても協力するよう要請して来ており、朝鮮総連中央本部は資金を集めるため全国の組織に通達している、しかし、朝鮮総連内部では不満が上がっており、基金が機能する見通しは低い、などと産経新聞が報道している、(8月18日産経新聞ニュース)。
この報道の内容は、やはりそうかと思わせるものであり、このことにも金正恩第1書記の気ままな指示で動く現政権の性格が表れているのではないかと思われる。

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