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2013.12.24

中国在留の日本人は減少していない

日本人が中国から離れる傾向があるというのは少なくとも数字から見る限り事実でない、と中国の雑誌『瞭望東方周刊』第522期掲載の記事が言っている。同雑誌は新華社が発行している。主な内容は次のとおりである。

日中関係は複雑化しているが、日本人が中国に滞在している状況は両国を観察する興味ある窓口である。
在中国の日本人の数は2003年から2007年にかけ急速に增加し、2008年に対前年比で1977人減少しただけで、2010年前後から再び増加が始まっている。低レベルに落ち込んでいるのではない。
2012年10月から2013年10月の間に、15.03万人の日本人が、台湾を除く中国領土で居住している。
一方、この一年、日本には约45万人の中国人が滞在しており、これは在日外国人のなかで第1位である。2011年の日本の総務省の数字である。

世界で日本人が多い都市50のうち10は中国である。
第1位はロスアンゼルスの7.14万人で、次が上海の5.74万人であり、ニューヨークの5.33万人、バンコクの3.99万人、ロンドンの3.83万人と続いている。
香港在留の日本人は2.31万人(世界で第9位)、北京は1.15万人(第17位)、蘇州1.07万人、台北8028人、広州7010人、深圳5164人、大連4905人、天津3157人となっている。
中国の政治の中心である北京では、過去3年日本人の数は10103人、10355人、11596人と増加傾向にある。


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