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2016.10.21

習近平の言論統制強化

 習近平政権の言論統制は改革開放以来どの政権よりも強力になっているが、さらに強める傾向にある。国内では従来の統制の中心であった党中央宣伝部のあり方にも不満で、その上にさらに強力な組織を作り、習近平自らその長となって采配を振るっている。習近平よりも先輩格の元老も締め付けている。香港の言論界にも統制強化を及ぼしている。
 習近平は、巨大な国家を動かすには、既存の組織、既存の方法ではどうにもならないので強力な鞭を振るっているのだろう。
 中国は巨大であり、懐は深い。日本では100度で沸点に達しても、中国では1000度くらいかもしれないが、言論統制の強化は中国政治の危うさの反映ではないか。

 このような一文を東洋経済オンラインに寄稿した。「習近平が危ない!「言論統制」がもたらすワナ‐メディアへの締め付けはいつか反動で爆発も」である。

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