平和外交研究所

2013年8月

2013.08.26

シリアでの化学兵器ー解放軍報の報道

8月26日解放軍報は、反政府軍が化学兵器を使用し、多数の政府軍兵士が負傷した、政府軍が押収した反政府軍の化学兵器のいくつかには米国製との表示があった、などと報道している。
この報道は正確か、シリア政府によって歪曲されていないか。反政府軍の主張すべてが真実という保証はない。我々には真相は分からないが、この報道は、最近の化学兵器による多数の被害者が発生している事実とともに、今後長く記憶にとどめておこう。

2013.08.26

憲政論争ー張雪忠準教授の罷免

華東政法大学の張雪忠准教授は、中共中央が各大学に対して発した、憲政論争に関し7つの禁止項目を示した通達をインターネットで公開したことを理由に罷免された。同氏は、大学内の党委員会が党員でない同氏を罷免する権限はないなどと反論している。
(『多維新聞』8月24日)

2013.08.24

シリアでの化学兵器使用

シリアで2011年ころからか、化学兵器が使用され、多数の人が犠牲になっている。女性や子供の犠牲も急増している。
問題は、シリア政府軍が使用したのか、反政府勢力か、明確でないことであり、これまで何回か化学兵器使用の事実が伝えられてきたが、反政府勢力とシリア政府はお互いに相手を非難してきた。
米国はシリア政府が化学兵器を使用したのであれば、直接介入も辞さないとの考えを示していたが、反政府勢力側にもアルカイダなどテロリストが入り込んでいる可能性があり、態度を決するまでには至らなかった。
2013年8月、ふたたびシリアで化学兵器により多数の死傷者が出ていることが報じられ、国連事務総長は国連の調査団をダマスカスへ派遣したが、シリア政府は現地調査の許可をまだ与えていない。国連安全保障理事会は21日、非公開の緊急会合を開き、各国は、事態に懸念を表明するとともに、化学兵器の使用は国際法に違反するとの立場で一致したが、国連による調査については結論が得られなかった。一説によると、かねてからシリア政府の後ろ盾となってきたロシアや中国が反対したからだそうである。
 ロシアや中国が調査団派遣に反対したということは確認されていない。ロシアの外相は、かつて国連は早急に調査団を送るべきだと発言したこともあった。
 ともかく、化学兵器使用の実態の解明と責任の所在を明らかにすることにはロシアや中国といえども反対できないはずであり、これら両国にはシリア政府が国連の調査に協力するよう説得する責任がある。

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