平和外交研究所

4月, 2013 - 平和外交研究所 - Page 6

2013.04.08

ケリー新国務長官

ケリー国務長官は就任早々、挑戦的な言動を続ける北朝鮮を非難する発言を行なっている。従来の対北朝鮮政策を踏襲し、北朝鮮とは直接話し合いを行なう考えはない、北が義務を果たすべしということらしい。北朝鮮がいらだっているだけに、従来と同じ姿勢で臨むのがよいか疑問もあるが、予想されたことではある。ケリーは就任以前、米朝会話に積極的な発言をしたこともあり、国務長官になると新味が出てくると期待する声もないではないが、基本的には慎重である。上院の外交委員長を務めていた時もそうであった。
一方、中東は、シリア、パレスチナ、イランなどの問題は、部分的には前進していることもあるが、基本的にはいずれも好転していない。引き続き米国の外交にとって最優先の課題であろう。

2013.04.08

核の安全対策の強化

Stanley FoundationのShalon Squassoni論文
(Sharon Squassoni has directed the Proliferation Prevention Program at the Center for Strategic & International Studies (CSIS)
since 2010. She joined CSIS from the Carnegie Endowment for International Peace, where she wrote Nuclear Energy: Rebirth
or Resuscitation? (2009). Her work focuses on policies to reduce risks in nuclear security, nuclear energy, and nuclear
weapons. She spent over a decade in government, advising Congress as a senior specialist in weapons of mass destruction at
the Congressional Research Service, and served in policy positions in the State Department and the Arms Control and
Disarmament Agency.)
日中韓3カ国の核物質管理センター(センター・オブ・エクセレンス)間の協力強化を訴えている。
www.stanleyfoundation.orgで閲覧可能

2013.04.07

MDと集団安全保障

日本の防衛大臣、北朝鮮がミサイルを米国に発射し、日本が撃墜できるのに何もできないということがないよう集団的安全保障を認める必要があると発言。
QC
北朝鮮からミサイルが発射されたとして、米国を攻撃しているとだれが判断できるか。米国の判断に従うか。どの国に対し、いつ、どのような状況で戦争を始めるかはイラクの例を見てもきわめて困難かつ政治的な問題。
瞬時に判断を求められる事態は集団的自衛権の必要性を説明するのに不適当。
米国はかりに判断を間違っても、事後処理をする力があるが、日本にはない。

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