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2013.08.30

シリアへの軍事行動に英国は参加しない

8月29日、英国議会はシリアに対する軍事行動の開始を求める動議を、賛成272、反対285で否決した。この意外な結果に終わったのは保守党議員の一部が反対に回ったからである。
動議否決にかかわらず英国政府として軍事行動を起こすことは可能だそうだが、キャメロン首相は、それはしない、国民の声を代表する議会の判断を尊重すると述べている。
今回の出来事により米国との同盟関係が悪化するとは思えないが、オバマ大統領は英仏などと共同で行動することを強調していたので、失望は大きいであろう。対シリア軍事行動への支持が三国のなかでは最も高いフランスとしても、英国の不参加の衝撃は大きいであろう。
しかし、化学兵器問題は終わっていない。強い態度で臨む必要があることをキャメロン首相自身が述べており、今後もこのままではおさまらない。国連の調査団の調査結果が出てきた時にどのように展開するかが、次の注目点となる。



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