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2013.09.01

米国特使の受け入れ拒否

米国務省は30日、北朝鮮が米国のロバート・キング北朝鮮人権問題担当特使の受け入れを突如取り消したと発表した。キング氏は重労働判決を受けた米国人男性ケネス・ベ(韓国名ペ・ジュンホ)氏の釈放を求めるため、30日から2日間北朝鮮を訪問する予定だった。北朝鮮がなぜこのような取り消しを行なったのか、詳細は発表されていないようであるが、金正恩第一書記の気まぐれではなかったか。

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2013.09.01

シリアー中国紙による米国の報道

中国のシリア報道には、米国の好戦性を印象付けようとする傾向が目立つ。
「平和勢力が好戦勢力を圧倒。米国がシリアを攻撃するという脅しを支持するものは少ない」(明報2013/09/01)
「シリア政府が化学兵器を使用したという米国の口頭説明に証拠はない」(明報同日)

シリアは米英仏に対し次の三つのカードを持っている。
① 湾岸戦争やリビア攻撃などの場合にかんがみ、シリアが現有するロシア製のミサイルで攻撃側の戦闘機などにかなりの被害が出る。
② シリア軍の兵士は死を恐れないカミカゼ式訓練を受けている。1983年にバース党の決死隊がベイルートの米海兵隊基地を自爆攻撃し、220人の隊員が死亡したことがあった。
③ 反政府軍には米英仏から500人が戦闘に参加している。これらは反政府軍から訓練を受けており、シリアの内戦が終わった後テロリストになって本国を脅かす危険がある。
(多維0830)

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2013.08.31

日本の原子力政策ー軍縮学会

本日(2013/08/31)、一橋大学で軍縮学会。
一般論として、余剰のプルトニウムを減らす必要があることについてはコンセンサスがあった。
日本のプルトニウムの保有量は現在44トン。原発の稼働率が落ちているので、プルトニウムを使用する可能性は非常に低くなっている。では、なぜ六ヶ所村の再処理工場を稼働させる必要があるかわからない。
余剰か否かは、作り出されたプルトニウムの用途いかんによる。時間軸も考慮する必要がある。1万年後に用途がはっきりしても意味がない。
技術面の細かい議論はさておいて、原子力政策が決まっていないこと、また、エネルギー政策が決まっていないことが根本問題のようだ。だれが、どのように議論、検討し、決定するのか。原子力委員会でもないそうだ。

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